医院概要
医院名 | 渡瀬歯科医院 |
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院長 | 渡瀬 秀彦 |
開業年 | 1984年 |
所在地 | 〒245-0016 神奈川県横浜市泉区和泉町1396 |
電話番号 | 045-803-5335 |
診療科目 |
一般/小児/予防/歯科口腔外科/矯正歯科/補綴・審美治療 インプラント/ホワイトニング/検診・健診 |
診療時間 |
月・火・水・金 … 9:30〜12:30/14:00〜18:30 土 … 9:30〜12:30/14:00〜16:30 ※木・日・祝は休診 |




アクセスマップ
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施設基準・加算項目のご案内
当院では、患者様に安心・安全で質の高い歯科医療を提供するため、厚生労働省や日本歯科医師会が定める各種の施設基準を満たし、該当する加算項目の届出を行っております。以下に、その主な施設基準・加算について概要と患者様への利点、および当院での取り組みを分かりやすくご説明いたします。
どれも基準をクリアした医院のみが取得できるもので、当院の体制を知っていただくことで安心して治療を受けていただければ幸いです。
歯科外来診療感染対策加算2(外感染2)
概要: 「歯科外来診療感染対策加算2」は、歯科診療所における院内感染防止策を強化した医院に認められる加算です。
特に新興感染症への対応を含め、厚生労働省の定める高水準の感染対策体制を整えていることが評価されます。すなわち、患者様と医療従事者双方の安全を守るため、徹底した衛生管理と感染症対策が講じられている証です。
患者様への利点: 感染対策が充実していることで、治療時の院内感染リスクが大幅に低減します。
患者様は清潔で安全な環境で診療を受けられるため、感染症への不安を軽減でき、安心して通院いただけます。
また、新型インフルエンザ等の感染症流行時であっても適切な対応が可能な体制のため、非常時にも継続して必要な歯科医療を受けられるメリットがあります。
小児口腔機能管理料・注3に規定する口腔管理体制強化加算(口管強)
概要: 「口腔管理体制強化加算(口管強)」は、乳幼児から高齢者までライフステージに応じた継続的・定期的な口腔ケアを実践し、虫歯や歯周病等の重症化予防に取り組む歯科医院に与えられる評価制度です。かつての「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」に替わり、2024年の診療報酬改定で新設されたものです。
この基準を満たすには、歯科医師・歯科衛生士の複数配置や定期管理の実績など、非常に厳格な条件をクリアする必要があります。言い換えれば、生涯にわたって患者様のお口の健康をサポートする体制が整った医院であることを示しています。
患者様への利点: 継続的な予防管理を重視しているため、虫歯や歯周病を未然に防ぎ重症化させないメリットがあります。
定期検診やクリーニング、生活習慣に合わせた指導を通じて、お子様からご高齢の方まで切れ目ないケアを受けられます。
担当歯科医師が患者様の全身・家族背景も把握し、必要に応じ医科や介護とも連携するため、口腔の健康維持のみならず全身の健康寿命延伸にも貢献します。「何でも相談できるかかりつけ歯科医」を持つ安心感が得られます。
歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)
概要: 「歯科外来診療医療安全対策加算」は、歯科診療中の偶発症や医療事故に対する安全管理体制が十分に整備された医院に認められる加算です。
具体的には、緊急時対応のための装置や設備(AED〈自動体外式除細動器〉や酸素ボンベ等)の完備、スタッフの救急対応研修の修了、他医療機関との緊急時連携など、万一の事態にも速やかに初期対応できる体制を評価するものです。
簡潔に言えば、患者様が安心して治療を受けられるための安全対策を講じた歯科医院である証です。
患者様への利点: 医療安全対策が行き届いていることで、治療中にもしものことが起きても適切な処置が迅速に受けられる安心感があります。
たとえば治療中の体調急変やアレルギー反応といった緊急事態にも、必要な機器・薬剤が揃い訓練を積んだスタッフが対応します。
また、安全管理体制がしっかりしている歯科医院では日頃から事故防止の工夫もなされており、より安全な治療環境が確保されています。患者様にとっては、「万全の備えがある」という信頼につながり、リラックスして治療を受けていただけます。
医療DX推進体制整備加算
概要: 「医療DX推進体制整備加算」とは、デジタル技術を活用して医療の質向上と効率化を図る体制を整えた医療機関が対象となる評価制度です。具体的には、オンライン資格確認(マイナンバーカードの保険証利用)システムの導入、電子カルテや電子処方箋への対応、医療情報共有サービスの活用準備などが求められます。
当院はこれらの基準を満たし、患者様の診療情報を適切に取得・活用して診療に生かせる環境を整備しています。
患者様への利点: 医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、受付や会計の手続きが円滑化し待ち時間の短縮が期待できます。
オンライン資格確認を導入しているため、マイナンバーカードをご利用いただくことで保険証の確認がスムーズになり、転職・引越等による保険変更時のトラブルも減少します。
また、薬剤情報や他院での検査結果等を共有できる体制があるため、重複投薬や医療ミスの防止に役立ち、より質の高い安全な歯科医療を受けていただけます。将来的な電子処方箋の活用により、薬局での待ち時間短縮や紙の処方箋管理の手間軽減といったメリットも享受できるでしょう。
レーザー機器加算
概要: 「レーザー機器加算」は、歯科用レーザー治療器を用いて外科処置等を行う際に算定される加算です。
具体的には、口腔内の軟組織(歯ぐき等)の切開・止血・凝固・蒸散が可能な厚生労働省認可のレーザー機器を導入し、それを手術や処置に応用できる体制が評価されます。レーザー機器は歯科において、歯肉の切開(メスの代替)や小手術、口内炎の治療など幅広く活用でき、患者様の負担軽減に役立つ先進機器です。
患者様への利点: レーザーを使用した治療では、出血や痛みが少なく抑えられる利点があります。
例えば歯ぐきを切開する処置でも出血量を減らし、術後の治癒を早めることが期待できます。また、レーザーには殺菌効果もあるため術後の感染リスク低減にも寄与します。
口内炎などの治療では、接触せずに照射することで痛みを和らげ早期に症状を改善することが可能です。
メスやドリルの音や振動が苦手な方にとって、レーザー治療は精神的なストレスの軽減にもつながるでしょう。さらに、場合によっては麻酔の量を減らせることもあり、小さなお子様やご高齢の方にも優しい治療方法です。
CAD/CAM冠(キャドカム冠)
概要: 「CAD/CAM冠」とは、コンピュータ支援設計・製造(CAD/CAM)システムを用いて作製する被せ物(クラウン)のことです。
保険適用内で作製できる白い歯科用樹脂材料のクラウンで、主に小臼歯や条件付きで大臼歯に適用されます。従来の金属冠の代替として登場し、院内または歯科技工所でデジタルスキャン・ミリング加工することで精密なクラウンを作製できます。
当院はこのCAD/CAM冠に対応した施設基準を満たしており、金属を使用しない白い歯を保険診療で提供することが可能です。
患者様への利点: CAD/CAM冠の最大のメリットは、保険で白い歯を入れられることです。
金属を使わないため見た目が自然で、美しい口元を保てます。金属アレルギーの心配がない材質であることも安心材料です。
歯根端切除手術・注3(歯根端切除術の施設基準)
概要: 「歯根端切除術」とは、歯の根の先に生じた病変(根尖病巣)を外科的に除去し、感染源となっている歯根の先端部を切り取る手術です。
根管治療(神経の治療)では治りきらない根尖部の炎症を改善し、歯を抜かずに保存する最後の手段ともいえます。
当院では、この歯根端切除手術を保険適用で実施できる施設基準に適合しています。具体的には、精密な手術が行える機器(歯科用顕微鏡)の備えや、口腔外科手術の経験を有する歯科医師の在籍などの要件を満たしております。
患者様への利点: 根尖病巣による慢性的な痛みや腫れが残る歯に対して、歯根端切除術を行うことで抜歯せずに歯を残せる可能性が高まります。
自分の歯を維持できれば、噛み心地や見た目の違和感もなく、ブリッジやインプラント等の大がかりな補綴治療を避けられる場合があります。
また、当院で保険適用にて実施できるため、大学病院等へ紹介されることなく身近な当院で治療が完結し、費用負担の面でも抑えられる利点があります。
口腔粘膜処置
概要: 「口腔粘膜処置」は、再発性アフタ性口内炎(いわゆる口内炎)の小さな病変など、口腔粘膜の疾患に対して行う特殊な処置です。
厚生労働大臣が定める施設基準に適合した歯科医院でのみ算定可能で、具体的には歯科用レーザー等で口内炎の治療を行うことが想定されています。
当院は口腔内の軟組織に対して切開・凝固・蒸散が可能なレーザー装置を備えており、この基準を満たした治療体制を有しています。
患者様への利点: 繰り返しできる痛い口内炎に対して、レーザーを照射することで痛みを速やかに緩和し治癒を促進できます。
通常、口内炎は軟膏を塗って自然治癒を待つしかありませんが、レーザー処置を行うと患部の殺菌と消炎効果で治りが早くなる傾向があります。
また、入れ歯や矯正装置が当たってできた潰瘍や粘膜の傷も、適切な処置で痛みを軽減できます。難治性の口内炎でお悩みの方や、免疫力低下等で口内炎が治りにくい方にも、有効な治療オプションとなります。
手術時歯根面レーザー応用加算
概要: 「手術時歯根面レーザー応用加算」は、歯周外科手術等の際にレーザーを歯の根面処置に応用した場合に算定される加算です。
具体的には、歯周病の外科治療(例えば歯周ポケット掻爬手術や歯周組織再生誘導手術)において、レーザーを用いて歯根面の歯石除去や殺菌を行った場合に評価されます。
高度な歯周治療にレーザー技術を組み合わせることで、従来より効果的な処置が期待できるため設けられた制度です。
患者様への利点: 歯周外科でレーザーを併用することで、治療効果の向上が見込まれます。
レーザーによって歯根の表面に付着した歯石や汚染物質を徹底的に除去・殺菌できるため、歯周組織の治癒を促進しやすくなります。
また、レーザーの光エネルギーで細菌数を減らすことにより、術後の感染や炎症を抑える効果も期待できます。
結果として、ポケットの縮小や骨の再生がより確実になり、歯のぐらつき改善や長期安定につながる可能性があります。患者様にとっては、より高度で再発リスクの低い歯周治療を受けられるというメリットになります。
歯周組織再生誘導手術(GTR等の再生療法)
概要: 「歯周組織再生誘導手術」は、歯周病で破壊された歯ぐきや顎の骨(歯槽骨)などの歯周組織を再生させることを目的とした外科治療です。
具体的には、深い歯周ポケットを外科的に開いて清掃し、特殊な膜(メンブレン)を挿入して骨の再生スペースを確保するGTR法(歯周組織誘導再生法)や、エムドゲイン・リグロスといった再生促進薬剤を塗布する方法などがあります。
当院は厚労省の定めるこの再生療法の施設基準に適合しており、保険診療内で適応症例に対し歯周組織再生手術を行うことが可能です。
患者様への利点: 重度の歯周病で通常なら抜歯が避けられない歯を救える可能性が生まれます。
再生療法により失われた骨が部分的にせよ回復すれば、歯の動揺(グラつき)が軽減し、咬合力を取り戻せることがあります。
また、歯周病が改善することで歯肉の腫れや出血、口臭の問題も大きく改善します。将来的にインプラント治療を検討する場合にも、骨の再建が図れるため有利になります。何より「自分の歯で噛める可能性を最後まで諦めなくて済む」点が患者様にとって大きなメリットです。
再生療法は適応条件がありますが、適切な症例では機能と審美性の両面で口腔内の健康回復が期待できます。