つばめ3
落ちたツバメのひなを巣に戻し、一安心して次の日の朝
朝五時ごろ、玄関で親鳥が何やら困っている様子です。見てみると…
ふん受けがひしゃげています。足元には…
またお前か!ドアごしの写真の親鳥の手前にいる黒いのがこの子です。
見てみると、どうも巣が壊れてきているようです。
どうするか迷いましたが、とりあえず巣を近くに作ってあげることにしました。
以前ネットで調べたとき、どん兵衛がいいらしいとあったので大急ぎで買ってきました。
カップを半分に切って、穴をあけて、ふん受けについてきた針金を曲げて突っ込み、
排気口のフィンに引っ掛けます。
巣は完全に壊れていて、残った雛も身動きが取れない感じです。
壁に布ガムテープでべたべたに固定して、中にガーゼを敷きます。
ひなを移送します。落ちた子も含めて4匹でした。
ここまでで一時間…。
これから仕事で忙しいんですけどね!
巣はやっぱり住める状態ではなさそうです。
自分の子を育てる巣くらい、しっかり作っておいてくれよ…。
カップを失ったどん兵衛は煮て、朝ご飯にしました。
水加減がわからずしょっぱい気がしましたが、
朝っぱらからの大仕事で汗だくだったのでおいしかったです。
どん兵衛はあえて煮るとおいしいと聞いていましたが、
確かにもちもち感がある気がしました。おすすめです。
起き抜けで状況把握から企画、制作完成まで一時間でこの形!
マクガイバーのような創意工夫をぜひ評価していただきたい!
ただ、人のにおいを付けてしまったのと、巣を低い位置にしか作れなかったので
親鳥が育児を続けてくれるか心配でしたが
一日後、ひなが元気なので育児を続けてくれているようです。
当日は、勘弁してくれよと思っていましたが、
自分が助けた命が元気なのは、元気をもらえますね。
誰かにやさしくしてもらうより、誰かにやさしくした方が心が軽くなる
みたいな話を、昔、法事のお説教か道徳の授業で聞いた気がしましたが
確かにそうかもしれません。